Commencement Skit

今週はCommencement Weekということで卒業関連のイベントが目白押し。両親どころか一族郎党が大挙してお祝いに来ているようなクラスメートも少なからずいるため、Harvard周辺は人で溢れかえることになる。
今日はクラス主催のCommencement Skitがあった。他のコースはレセプションをやっておしまいだが、KSGで最もハードなコースでありかつ最も団結力のある(必修が多く一年目は皆同じ授業を履修するため)我々MPA/IDの底力を示すため、有志でビデオ上映やらパロディー授業ダイジェストやらを企画して家族や教授陣にも披露することになった。
しかしbroadmindにとってはこれが今週の頭痛のタネだった。パロディー授業「MPA/ID 101」の自分の担当はミクロ。担当教授のNolanにはお世話になったし好きな教授の一人だが、これがまた授業は上手なものの超真面目人間でそんなに変わったことを言ったりしたりする人ではないためモノマネとなるとなかなか難しい。忘れ難い発言が多かったり超British accentだったりLatinoであったりというような特徴があると真似するのも容易なのであるが、「真面目、落ち着いてる、アメリカ人」と三拍子(?)揃ったNolanの真似をなんで日本人にやらせるんだ。ざけんな。しかし役割意識に忠実で、仕事を引き受けたからには手を抜かない日本人でありますから、それが幹事団が真剣に考えた分担だというならやりますよ。つまらんワガママを言うのも多忙な中あれこれやってくれている幹事団に対して申し訳ないし(というような気の使い方をしても意味ないことはこの2年間で重々承知しているのだが、こういう日本人的な発想からはなかなか抜けられないし、無理して抜けようとも思わない)。
ということでアメリカ人のしゃべりを数分間真似し続けるのはしんどいが、一発芸的なものならできるだろう、ということで冒頭はNolanの授業開始時のモノマネをして、本チャンの内容は何も知らない家族でも多少は笑えるだろうというようなネタをクラスメート向けの楽屋オチの中に混ぜ込むことにした。めんどくさいなぁ。
しかしこれは妻に愚痴りつつもそれなりに内容を練った甲斐があって非常にウケた。というかこちらの想像以上に盛り上がって、はっきり言って一連のパロディー授業の中で一番ウケた。英語のプレゼンで一番笑いを取れたという事実は2年間の留学の成果(爆)として少々誇っていいと思う。ケネディ最後のプレゼンを非常に気分良く終えられたのは良かった。