穀田恵二を勝手に(生暖かく)応援する

色々ネットを徘徊してるとはいっても、今さら朝生情報とかはフォローしてなかったので、元日特番での「宮崎哲弥勝谷誠彦vs福島瑞穂穀田恵二」事件をつい最近知ってYouTubeをチェックした。福島瑞穂は弁護士時代から一貫して嫌いなのでこの際どうでも良い。ここでのツボは穀田の方である。宮崎が「戦後の憲法体制なんてごまかしですよ。嘘話だよこんなものはぁ!」と(かなり唐突に)叫んで、続いて「あんたらの政党だよ。嘘を流布してきたのは。」と福島と穀田を挑発。それに対して何か穀田が言ったところ、激昂した宮崎が机を叩きながら「表出ろって言ったな今!」とキレて叫んでいるが、穀田がそう言ったかどうかはちょっと確認できない。ま、宮崎も最近は立ち回りのよさが目立つので(尋常でない仕事ぶりには敬意を表するとしても)、今回も恐らく最初からわざと挑発したんだろうと思う。だから、本当に穀田が「表に出ろ」とまで言ったのかどうかも怪しいが(但し宮崎の上記発言に対して「だったらなんだぁ!?」と応えているように聞こえるw)、個人的にはこれ、なかなか良い文句だと評価しているww
穀田は1947年生まれだから実は今年でもう60歳。broadmindは実際のところ宮崎(や大月隆寛(藁))が字義通りの意味においてどれほどケンカに強いのかは知らないが、かつては「札付きの不良だった」と自称する宮崎に対して「表に出ろ!」と言える60歳は大したものである。自民だろうと民主だろうと、ここで「表に出ろ!」の一言が出る政治家はほとんどいないだろう。ついでに、従来の日共イメージとは大きく異なるのもポイント高い点。これが志位だったら福島瑞穂と一緒にどうしようもない反論して糸冬のところだ。そして、今回の穀田の態度を政治家らしからぬと偉そうに難じるような連中は志位がどうしようもない反論をしたらそれはそれで面白がって叩くんだろうからこの際放っておいて良いだろう。
これに対して勝谷と宮崎は「まだ銃口から革命とかばっか考えてんだろ」「暴力政党!」などと応戦しているが、興奮している(ように見える)ばかりで個人的には穀田ほどの迫力を感じない。今のご時世でそんな反共プロパガンダ(?)にどこまで効果があるのかもわからないが、そもそも日共が武装革命を目指していた時代は現行憲法を支持していなかったわけで、「憲法を祀って拝んでた」という勝谷の前段での批判と武装革命路線批判とは両立しないので的外れである。勝谷はこんなもんかという気がするが、折角挑発するくらいだったら宮崎にはもうちょっと気の利いたことを言って欲しかった。
穀田が仮に日共の委員長になったとしても、broadmindが投票する可能性は低いだろうが、声がデカければデカいほどどうしようもない連中ばかりという左翼政党の惨憺たる状況の中、穀田は現役の左翼政治家としては数少ない(唯一?)「意味不明の迫力」を出せるキャラであることを再確認できた。松本善明とか、日共はたまに(旧社会党に比べると)筋の通った良い政治家を輩出する。それでも党全体のふいんきが変わらないところが日共の日共たるゆえんでもあるが。というわけで穀田恵二は勝手に応援しております。


・・・と、ここまで書いてふと気付いたのだが、ミヤケンってまだ生きてるの?不死身?