再会

今日はハーバード日本人会の集まりがあったのだが、そこで高校の同期生K君と再会した。あまり交友関係が被らない間柄で特に親しくはなかったので最初は「同期・・・だよね?」みたいな感じではあったが、それでもこのようなところで再会できたことはちょっとした興奮であった。
彼はすでにアメリカで学位を取得し、ポスドクで当地に来たとのことである。しかも学位取得後に一度帰国したものの、日本の大学の水が合わずに再びアメリカでチャレンジするためにやってきたそうだ。つまり、broadmindのような半端者と違い、こちらで競争して研究職を得るという確固たる目的意識を持って来ているのである。
正直、高校時代を思い返してみても、彼は同期の中で特別に優秀だったという記憶はない。しかし卒業以来十余年の積み重ねが彼をハーバードでの職に導いてきたに違いない。追いかけるべき背中の数は増え続け、もはや見えなくなった背中も数知れない。ま、追いかけようが追いかけまいが、自分の未来は自分で掴むしかないのであるが。