フルブライトセミナー続き

二日酔い。
まず、夕食はHome Hospitalityということでアメリカ人のお宅を訪問してご馳走になるというもの。150人近くもアレンジするのはさぞや大変だったろうと思うが、こういう企画はいいと思う。もっとも、我々の訪問先は国務省勤務のオバサンと建築士というご夫婦の家だったので「普通のアメリカ人」とは言えないだろうけど。
面白かったのは、その家族の高校二年になる息子さんがいわゆる「オタク」であったこと。部屋を見せてもらったが、ガンダム(元祖)、エヴァンゲリオンめぞん一刻、イニシャルD、ジブリもの等々のDVDやら単行本が所狭しと並び、ガッチャマンやら果てはマッハゴーゴーのフィギュアまである。PCの壁紙は昨年日本に遊びに行ったときに記念に撮ったまんだらけの写真。アメリカ最大のオタク・コンベンションである「OTAKON」に行ってきたばかりとのことで、その熱気を彼自身熱く語ってくれた。なかなかの病気っぷりw
アメリカへのオタク文化の浸透ぶりはすごいものがある、と聞いてはいたが、実際に目の当たりにしたのは初めてだったのでほほーと感心することしきり。しかも、アニメを通してだけ興味を持っているわけではなく、実際に日本に行った上で、是非また行きたい、しばらく滞在して日本語を勉強したいというのだからありがたい話である。「日本語国連公用語化プロジェクト」の一環として、こういうアメリカ人には全力で親切にしてやらにゃならん。
さて、それはよかったのだが、我々一行はエジプト人イラク人、ムスリムのインド人にbroadmindを加えた四人。要は、他のメンバーは飲まないわけである。建築士のご主人も家に着くなりスコッチ飲んでるくらいだから自分の仲間(笑)には違いなかったのだが、アメリカ人といえどもそのあたりは空気を読んで、あまりどんどん飲むという雰囲気にはならなかった。しかもイラク人はベジタリアンということで食事全体もベジタリアン。仕方のないこととはいえ、消化不良ではあった。