中山グランドジャンプ回顧

J・GIの予想エントリがないとは何事だ!というお叱りが一部から喜壮なので回顧だけ。
てか、昨日は定期検査で病院に行ったら4時間くらい待たされて、帰ってきたらもうすぐに馬券買わないと間に合わない時間帯だったんだよね。ちなみに予想はテイエムエースの単と、テイエムエースとオープンガーデンからの三連複(藁)。いやー、テイエムエースにはひたすら泣かされ続けているが。もう追いかけません。とかいうと次来たりするんだろうな、こういう馬。

しかしレースはとにかく素晴らしかった。マルカラスカルメルシーエイタイムの離脱、手薄な外国馬、ということもあり、レース前にはレベルの低さを心配する声もあったが、スプリングゲントとキングジョイの手に汗握る追い比べに加え15頭全馬完走、と障害レースの魅力が詰まった、まさに「J・GIかくあるべし」というレースになった。スプリングゲントも障害のカネヒキリというか、故障で長期離脱した時はこの馬がよもやJ・GIを勝つことなどないだろうと思っていたが、関係者の努力、白浜の騎乗(!)ともに賞賛されていい。彗星のように障害入り後連勝を重ねた勢いを取り戻せば、ラスカルとエイタイム不在の障害界にしばらく君臨できるかもしれない。

そして、障害ファンの、何よりもオーナーの夢を乗せたゴーカイ産駒オープンガーデンが離されながらも3着に健闘。涙が出るほどの馬主孝行である。「馬主かくあるべし」の一つのモデルを提示しているといっても過言ではない吉橋氏には心から敬意を表したい。そしてオープンガーデンはまだ5歳。父ゴーカイはその時点ではまだ障害入りもしていなかった。ゴーカイ伝説の続きが見られるのはこれから、だ。ひょっとして、来年秋の中山大障害あたり、勝てるかもしれない。