天皇賞回顧

もう何も言うことはないというか。
馬券的には面白いけど中身のないクソレースが続いていた秋天であるが、今年は正反対に、馬券的には何の面白みもないけど、競馬ファンであれば瞠目すべき歴史的名勝負になった。欧州のザルカヴァと併せて、今年は記憶にも記録にも残る名牝の年となった。
ウオッカダイワスカーレットの再戦が実現するのかはわからないが、ここにメイショウサムソンマツリダゴッホが加わったらどうなるのかという期待も抱いてしまうのが人情というもの。馬券と関係なく、JCや有馬がこんなに楽しみになる年というのも過去しばらくなかったんじゃないか。
とはいえ、「ダイワスカーレットが有馬直行なら、JCではなにげにアサクサキングスが馬券になっちゃうんじゃないか」などと諦め悪く邪な妄想をしてしまうのも穴党の悲しい性なのだ。