死に体は土俵に上がらない

何やら、またコメント乞食の群れがつまらない文句を付けているらしい。

福田康夫首相は3日、記者団の質問に1日1―2回答える定例の「ぶら下がり取材」に応じていないことへの内閣記者会の抗議に対し「考えは変わらない。映像、記事にかかわらず取材を受けたくない」と、秘書官を通じて回答した。
(NIKKEI NET 9月3日)

broadmindはかつて、「安倍首相は嫌いだが、彼がぶら下がり取材に応じる必要性は何もない」という趣旨のエントリを書いた。全く状況は変わっていない。
正式の退任までに重大事件や大きな政策決定事項があれば、その都度記者会見を開けばいい。どうせぶら下がり取材で聞く内容なんて、後継についてどう思うかとか国民は呆れてますとかそういうしょうもない質問に決まってるのであって、そんなことを「発信」する義務は首相にはない。すでに辞任を表明して、首相として自分の政治アジェンダを達成することは放棄しているのであるから、相撲と同様に「死に体は土俵に上がらず」でどうしても必要なこと以外は黙っていればいい。
まったく、何のために官房長官がいるのかとか、こういう正式の会見でないものに応じるのが当然という感覚はどうなのかとか、本人の肉声がなけりゃ秘書官なり周辺から気の利いたコメントの一つでも取ってこれないのかとか、色々言いたいことはあるが、まああれだ、こんだけ総裁選が盛り上がってるんだから、首相がだんまりでヒマな官邸番は棚橋や一太の取材の応援でも行ってろってこったwww