日本滞在雑感
帰国中の雑感。忘れないうちに。
- 前回の帰国では成田空港の駅でスカイライナーの切符売ってくれた姉ちゃんの手際の良さに驚いたが、今回は大井競馬場で指定券売ってくれた姉ちゃんの対応の早さにビックリした。途上国どころか、アメリカでも「絶対に」ありえないよなー、こういう仕事してる人がこれだけ要領よくて生産性高いってのは。本当に日本はすごいわ。でも日本の中だけで完結してると、全員の生産性が高くても、誰かはつまんない仕事をしなきゃいけなくなるわけで、そういうしわ寄せの結果ともいえる。経済学的な解は「雑魚を海外から連れてきて安く働かせる」ということで、現実にそうなっているのだと思うけど、それが社会的に正解なのかいまだにわからない。どこでも異常に質の高いサービスを享受できることも日本の長所だとも思う。少なくともみんなそれにもっと感謝すべきでしょう。
- 成田が遠いのは不便。でも、スカイライナーは自分にとって日本のドア。日暮里に着くまでに日本人モードに自分をセットし、帰りは成田に着くまでに日本人モードから抜ける。成田はちょっとだけ日本の外。
- 六本木の某超一流外資のトレーヂングフロアを見た翌日に大井競馬場に行って、結構幅広く東京を見られた気分である。いや、狭いのかもしれないが。いずれにせよ偏っていることは否定しないが。副都心線にも日暮里・舎人ライナーにも乗れなかったのは残念。
- 実家の近所の公園に喜実子を連れて遊びに行ったら、ベンチにホームレスとかたくさん寝ててビックリした。自分が小さい頃同じ公園で遊んだ頃の光景とは様変わり。これが今の日本なんだねー、と痛感。別にベンチに人が寝てるからなんなんだと言われればそれまでだけど、親の心情として子供を遊ばせるのにややためらいを感じたのは事実である。昔は幼稚園生くらいでもこの公園で子供だけで遊んでいたような記憶があるが、これからの子供達は全く異なる景色を見ながら育っていくんだなぁ。なんというか、「今、そこにある『別の日本』」を実感しながら育つわけだ。一点目にも関係するが、日本のような社会で一体感を喪失していったら決して良い方向には向かわないでしょう。正直、自分自身の当事者感覚は減少する一方なので、当面放っておくしかないと思っているけれども。
- 相変わらず東京では皆さんお綺麗に化粧をしていらっしゃる。電車に乗るだけで目の保養になる。