前田

大リーグ入り目指す前田が入団テスト、数球団が興味
この見出しを見た瞬間、おぉ?!あの前田勝宏?幻の100マイル?また大リーグ挑戦するのか?と思ったのは・・・私だけですかそうですか。
asahi.comみたいに「元巨人の前田」と見出しに書いてあればさすがに間違えないけどね。「前田」「大リーグ」のキーワードで脳内検索するとbroadmindはいまだに勝宏ですよ。
しかしそうか、大リーグ挑戦なんて珍しくもないしすっかり球界事情に疎くなっていたが前田幸長が大リーグ挑戦なのか・・・と思って前田幸長前田勝宏Wikiをチェックすると・・・うーん、もの悲しいのぉ。しかし幸長の方が実は年上というのもショッキングだ。88年甲子園の福岡第一高は非常に印象的なチームだったのでよく覚えているが、ドラフト時は山之内健一前田幸長もプロでは大成しないだろうと高を括っていた。ご存知の方も多いかと思うが、山之内のその後というのもまたもの悲しくなるわけだが、対照的に幸長選手のその後の活躍は正直予想外で我ながら失礼極まる評価だったと反省している。
こうやって考えると、やっぱり継続って大事だねぇ。前田幸長がまだ現役で、前田勝宏より年上だったり、台湾に消えて帰ってきてめでたく古巣西武の監督になるという流転を経た渡辺久信よりも工藤公康の方が年上だとか、過去20年ほどの記憶をちゃんと紐解けば何ら不思議はない当たり前のことなんだけど、厳しい勝負の世界で現役として長生きできるというのは本当にすごいことで、選手として露出し続けていると、いい加減な記憶なんて軽く吹き飛ばしてしまう強烈な印象を我々に残していく。まあ久信の場合は結果的にその流転が(頭髪以外には)悪い方向に出てないから工藤と並べて笑い話にもできるのだろうけど。
しかし前田幸長が「大リーグ挑戦」だなんて話を88年当時の自分にしたら、前田勝宏の大リーグ挑戦以上の与太話として一笑に付すんだろうなぁ。