総括②

なんかやたらと普通に書いて終わってしまったので、第二弾。
アメリカ、本当に窮屈な国だ。誰だ?ここを自由の国だなんて言ってる奴は?どこがどう自由なんだ?東海岸だからなのかな?エスタブリッシュメントが色々な価値観を決めて押しつけて、そこから外れるとインモラルな落伍者扱い(だが、そんなモラルのかけらもない人間も多いという階級社会)。大学の環境は素晴らしい。だから、例えば超優秀な研究者で、周りの雑事にもアホにも惑わされることなく、最先端の研究を優秀な人間とだけ思う存分やりたい、そういう人はまあこの国が好きだといっても理解できる気がする。しかしそれ以外でこの国が好きだというのは、どうしても金持ちになりたかったら他人を顧みずに邁進すると意外と簡単に金持ちになれる、というようなところに魅かれる二流の拝金主義者だけじゃないのかもともとひどい国だとは思っていたが、住んでみると全く予想を裏切らない。というか予想外のことが少なすぎてつまらない。

アメリカの悪口を書いた後だが、今度は日本のだらしなさについて。武豊有馬記念の騎乗、ありゃないだろ、とビデオを繰り返し見るうちに脱力してきた(どっちみち予想は外れているのでその恨みではない、為念)。無敗を宿命付けられている馬ならば、なぜ「正しい」騎乗ではなく「勝つ」騎乗をしないのか?戦法を変えて負けることを恐れたということなのだろうが、リスクを負っても勝つ可能性を探る、というシンプルなハングリー精神を見せたルメールの前に敗北。普通に乗って普通に勝つ、という「一流」騎手に必要にして充分な資質は常日頃から見せている武豊だが、ここ一番では何でもいいからとにかく勝つ、という「超一流」騎手たる姿勢を見ることができなかったのは残念。そしてそんな武豊に年間二百勝以上を許している他の日本人騎手に対する怒りもこみ上げてきた。

あ、気力が尽きた。まだ書きたいけどこの辺で。