先輩と日本酒

尊敬する先輩Kさん(伏せ字のようで伏せ字でない)と飲みに行った。四谷某所で(一体この人は一日の時間が何時間、また肝臓がいくつあるのかといつも訝しく思うのであるが、どこの店に一緒に行っても顔が利いて常連扱いされている。今回ももちろんそうであった)、結婚祝いということで結局夫婦でご馳走になってしまったが、非常に楽しかった。学部1年生の時からお世話になっているKさんも今や某官庁の(酒で失敗しなければw恐らく)エース級で複数の県知事から個人的に気に入られていて、前総長から助手に誘われたこともあるらしい。
とはいっても酒が進むにつれて地方自治体の抱える問題やどのように観光振興をしていくのかといった高尚な(?)話題は鳴りを潜め、一番盛り上がった話といえば勝谷誠彦ネタや奥崎謙三追悼ネタ。しかし、勝谷ネタといっても西原理恵子のマンガやO助教授(高校の同級生らしい)の証言といった二次情報しかないこちらと違い、向こうは麺通団や某県知事つながりで直接面識があるというところがまた恐ろしい。発展して右翼系評論家の出自についてもひとしきり語る(何をやってるんだか・・・)。奥崎謙三についても、彼の出所直後の講演会を聞きに行ったというKさんのディープさにまた呆れたが、泡沫候補一般については東郷健の近況や太平会など、珍しくこちらの方が知っている話もあったので多少は貢献できた。
しかしKさんと飲みに行くときの問題は、翌日・・・。先輩風を吹かせて強制的に飲ませるようなことは無粋なことは決してしないKさんだが、話が弾みテンションも上がり、調子よく勧められるままに日本酒をどんどん飲んでいると間違いなく二日酔いコース。鈴傳虎ノ門で4人(かつ途中で2名脱落)で2升以上飲んでしまった例を含め、翌日一日使い物にならなかった経験は一度や二度ではない。「呑んだ日本酒と同量の水を飲めば二日酔いにはならない」というK理論は自分には実証できそうにない・・・