ある意味いい度胸してるよな

なんというか、小泉劇場を経た上で、2008年に至ってここまで旧態依然とした組閣ができるというのはある意味すごいと思います。半分皮肉、半分本気で。伊吹財務相とか、二階経産相とか、なかなかコメントが難しいほどクオリティ高い組閣をやってくれます。いやー何をどう考えるとこういう顔ぶれになるんですかね。いやはや。
しかしあたしゃこの内閣を、支持するか支持しないかの二元論で決めろと言われたら、支持するんでしょうな。というのは、2001年以降の7年間、支持できる内閣は存在してこなかったし、今後見通せる範囲の将来に成立する蓋然性が高い内閣で支持する気になれそうなものもない。そう考えると、これくらいの内閣を支持しないと、世には「より支持したくない」内閣が存在するのみでしょう。この10ヶ月を見ても、諸々の問題はいずれも過去の政権で「前フリ」があるものばかりであって、福田政権自体の失政は――少なくともここ最近の他の内閣の失政度合いに比べれば――多くないと思っていますし。
顔ぶれの中で一番キニナルのは、林芳正防衛相でしょうな。某氏からはいつもぁゃιぃ人達との付き合いを指摘されて政治家としての器を否定されるのですが、個人的に「早く入閣させてみたい自民党議員」の筆頭だったので楽しみです。ネタだと思ってるあなた。もう一度はっきり言います。楽しみです。本当に。ええ。
しかしまあ、過去7年間の政治は自分に「こんな福田内閣を支持する気にさせる」ほどの絶望感を与えてくれたのですなぁ。過去3年間は日本にいなくて正直よかったと思います。結果として目下日本国にほとんど納税もしていないので、支持するのしないの言っても単なる無責任な独り言ですが。
独り言ついでにもう一つ、世間からのバッシングに晒された上に、伊吹/舛添大臣の次に総選挙やってまかり間違うと長妻財務相厚労相なんて可能性すらありそうな財務省厚労省の中の人達は本当に大変ですね。笑ってあげたいところですがもう笑えないところまで来てますね。こんな日本に誰がした。そりゃみんながした。しょうがないよね。