今度は落書きだ!

一体なんなんでしょうかね。権力への不信(官僚叩きなど)と監視の強化(落書きみたいな些末なものを取り上げて厳しく罰する)、っていうのは本来的に両立しないと思ってたんですが、ネット社会においては正規の司法/権力のチャネルを通さないでも私刑的に気にくわない人間を罰することができる、という自信が人々の間に芽生えているのでしょうか。
権力の恐ろしさは、誰かが恣意的に暴力装置を行使できるというところにあるのかと思ってましたが、確固たる目的意識がなく、つまり誰が誰を、しかも「何のために」監視してるのかすらわからない社会というのはそれ以上に不気味に思えてきました。これってまさにパノプティコン的社会じゃないでしょうか。