結局は日経の圧勝

折に触れ日本の経済メディアの質の低さにケチをつけているbroadmindですが、そうはいってもNIKKEI NETのコンテンツは充実しています。「これはちょっとしたカネを出しても是非読みたいぞ」というようなコラムの多くも無料なので日本の経済論壇をフォローするのに非常に重宝しています。無料というのは新聞社が未だ今後の収益モデルを確立するまでの移行期間にあるのだということであるにしても、すでにみんなウェブでニュースを確認するようになって久しいわけですし、一ユーザーとしては「これだけコンテンツが提供されて囲い込まれてたら、有料化されても『あーこの日が来ちゃったか』と諦めるだけで、キレずにカネ払って読むよ」という心境です。
それに比べて、asahi.comはウェブサイトとしての使いやすさもコンテンツの質も日を追うごとに劣化していて惨憺たる状況です。ニュースが探しにくい上に、大したことなさそうなコンテンツでも有料だったり、果ては購読者限定とか、海外在住者を愚弄しているとしか思えません。将来的に帰国しても朝日を購読する可能性はないでしょう。「新聞は朝日」という日本の典型的な(?)左巻きエセインテリ家庭に育ったbroadmindですが、経済のケの字にも関心のないうちの父親ですら、10年ほど前に見放して実家も日経に移行しました。アンチ巨人という制約さえなければ、読売をすら上に持ってきたくなる気分です(妻の実家は日経と読売を購読)。
ちなみに元満州国中央銀行勤務の祖父は、亡くなるまで産経新聞を購読(愛読)しておりましたが。ハイ。