聖火リレー再訪

聖火リレーのエントリについていくつかコメントを頂きました。まず、近代オリンピックにおける聖火リレーの発祥は1936年のベルリン五輪だということで、この聖火リレーというイベントの出自自体が大いに「政治的」だという話。それと、「世界中を周る」スタイルは前回のアテネギリシャ国内だけリレーしてもツマランということで)からで、決してこれが恒例のやり方ではない、ということ。ふむふむ。アサクサタメニナル。
総括するに、こんな騒ぎがなかったとしても、開催国以外にとっては「かなり迷惑」なイベントだといえるでしょう。いきなりランナーが消えてセレモニーもなし、という「おいおい、そこまで行くと一体何のための聖火リレーなんだよ」というアメリカの対応は、要は「聖火リレーをするという約束は守った。だが、お前らの面子のために混乱を国内に持ち込まれるのは御免だ」というメッセージなのだろうけど、結果としてアメリカらしからぬ、かなり嫌味な(そういう意味では非常に気の利いた)やり口になったように思いますです。