松坂@Fenway

喜実子を義母に預けて妻と一緒に松坂ボストンデビュー戦を観にFenway Parkまで行ってきました・・・なんて書き出したら何となく松坂季実子を思い出した今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?
・・・ときっこ風に書き出してみたものの、どう話をもっていくか。もちろんとても貴重な試合を観ることができて興奮!感謝!ではあるのだが、界隈の日本人は異常なチケット保有率で、生観戦したボストン在住日本人によるブログのエントリだけで100件は優にあるんじゃないかと思うので、特段の準備もなく外野席から普通に観戦したbroadmindがあれこれ書くべきほどのこともないのかもしれない。
あ、でも生観戦ならではの面白い経験はやはりあって、「RedSoxファンにチームの一員として認められた」瞬間があった。それは前日に乱闘騒ぎの原因となったギーエンへのデッドボールで、その時実はbroadmindはビールを買いに売店で並んでいたのだが、当てた途端、敗色濃厚の試合展開に苛立っていた周りのファンが「Well Done!!」とか「You're a man!!」とか叫んで大喜びしだしたのはかなりワラタ。前に並んでた兄ちゃんは「お前、今のわざとだと思うか?・・・俺は思うね!間違いねぇよ!Dice-Kはやるべき仕事をわかってる奴だ」と話しかけてきた。RedSoxファンバカスwww
と、軽いムードのまま締めようかと思ったが、それにしてもやはり27年来の西武ファンとしては、松坂がイチローへの一球目を投げた瞬間の戦慄は忘れられない。こんなものを見ちゃっていいんだろうか。特別なものを目撃してしまったという喜び、興奮、優越感、そして恐れ。あの一瞬の空白。かつてエントリに書いた、94年開幕戦で伊東が打ったボールがスタンドに入るまでの、西武球場が静まりかえったあの一瞬に通じる、空白。
「これを済ませるまでは自分の留学は終わらない」そう固く思ってきたもの、その大きなものの一つを消化してしまった。