ボストン響コンサート オールモーツァルトプログラム

全六回のシーズンチケットの最後を飾るはオールモーツァルトプログラム。
モーツァルト交響曲ではmy favoriteである39番を楽しみに行ったコンサートだったが、今回の感想はギル・シャハムUMEEEEEEEEE!!!!に尽きる。正直、モーツァルトのヴァイオリン協奏曲(今回は5番)には大したイメージはなかったのだが、今回の演奏でもっと聴いてみたい、いや、というよりもとにかくシャハムの演奏をもっと聴きたいと思った。
シャハムのどこまでも柔らかく美しい音色は、ヴァイオリンという楽器が本来持っている暖かみを存分に発揮している。超感情移入してバキバキした演奏を聴きたい向きにはこれが「つまらない」という感想につながるのかもしれないが、broadmindはそうは思わない。例えば、五嶋みどりのヴァイオリンは「熱いが冷たい」。それに対してシャハムは「クールだが暖かい」。暖かい演奏と平板な演奏は同義ではない。恐らくヤツは音楽を本当に愛している。偉大的だぞ!シャハム!