いよいよ暮れの大一番②

三連単にまで言及しておきながら結果は一着から三歳、三歳、牝馬、と自信満々に切った三頭で決まり掲示板でもかすりもしない完膚無きまでの外れっぷりからなかなか立ち直れないが、それが競馬予想の宿命というものであろう。気を取り直して、一般人にとってはこちらが本番の有馬記念
さすがのbroadmindも菊花賞ディープインパクト◎だった。だから、原理主義的な(?)穴狙いではないつもりである。今回ももちろんディープを外すということは考えられない。しかし、力関係の構造は菊花賞時点と変わっていないものの、実は菊花賞ほどにはディープに自信が持てないというのが正直なところ。確かに過去の三冠馬シンボリルドルフナリタブライアンは三歳でも有馬記念を快勝している。しかし、よく見てみると、ルドルフはJCで古馬と対戦済み(そして初の敗戦)、ブライアンの年は兄ビワハヤヒデの故障引退など、古馬勢の層が薄すぎで、二番人気も三歳牝馬ヒシアマゾン(二着)だった。
つまり、「古馬と初対戦、古馬勢の有力どころも順調に参戦」というのが今年のケース。三冠馬に限らず三歳が有馬記念で馬券に絡んだ過去の例を見ても、すでに秋天、JCあたりで古馬と対戦済みか、あるいは他の三歳馬が古馬と互角に戦えるところを見せている世代ばかり。今年の場合、シックスセンスの香港での好走をどう考えるかだか、国内GIでは三歳は結果を出してない。所詮は異次元の馬と考えれば細かいことかもしれないが、仮に負けることがあるとすればここではないか?
しかし、対する古馬勢もこれはという馬が見当たらない。JCはあのホーリックス(とオグリキャップ)の記録を破る2:22:1の超絶タイム。ここで激走した面々は反動がありそう。そもそも、秋二戦とも僅差の勝負とはいえ終いが甘くなっている感のあるゼンノロブロイ、中山が向きそうにないハーツクライ、こいつらでディープに勝てるんかいな?否。
ということで、馬券的にはディープに加えて、むしろJC好走組以外から相手を選んでのBOXが妥当か。引退レースのタップダンスシチー(ディープより五歳年上w)は三年前に穴馬として抜擢し美味しい思いをさせてくれたお礼も込めて最後に抜擢、春天の覇者スズカマンボが忘れた頃に不気味な存在、何年かに一度不可解な穴馬が登場する別路線組(三年前のタップもそうだった)からグラスボンバーも指名。ヘヴンリーロマンスもJCの内容も決して悪くはなく、三着食い込みくらいは充分にあり得る。
古馬の人気どころを軽視し、ディープ・タップ・マンボ頭、二着三着ではグラス・ヘヴンリーあたりも混ぜた三連単で勝負。