貧乏性

「こんだけ疲れ果てていて、飛行機の中で酔っ払ってもしょうがない。せっかくのビジネスだけど、welcome drinkは水にしよう」そう頭の中では思うわけである。一足先に搭乗を開始し、「Water, please. Water, please」と脳内でイメージトレーニングしながら席に向かう。やや戸惑いながら上着アテンダントに預け、座り慣れない幅広のシートに体を沈める。トレイに色々なドリンクを乗せて別のアテンダントが近付いてくる。
「Would you like something to drink?」
「Champagne, please」(即答)
なんでこうなるんだ・・・貧乏性で小物の自分orz


ボストンの我が家を出発してから、マニラのホテル着まで29時間。マニラ滞在が同じく29時間。帰路が26時間。昨年11月に体験した3泊5日の一時帰国を大幅に更新し、人生最ハード日程のマニラ行き。本当にアップグレードできてよかった。こんなん全行程エコノミー(かつノースウエストw)だったら死ぬでホンマ。
結果は天のみぞ知る。キャリア不足も英語力不足(2年近くも留学して今さらハズカシ・・・)も露呈したが、今の自分で「もっとこういう風にできた」というような悔いはない。最終面接に至ったのが奇跡みたいなものなのだから、気負わずに臨めたとは思う。あとは待つのみ、である。


ビジネスクラスに話を戻すと、こういうののありがたみを忘れないことも大切だと思う。今後自分がキャリアを積んで、出張では当然にビジネスを使える身分になったとしても、家族との旅行はなるべくエコノミーを使いたいと思う。妻と二人だったら、日頃のお礼にアップグレードでもして是非ビジネスに乗せてあげたいとは思うが、娘に「ビジネスに乗るのが普通」と思うような勘違いした子供に育って欲しくないのだ。
そういう感覚も忘れないようにして、親として、人として、生きていかなければ。それはひょっとすると、面接通るかどうかなんてことよりもよほど大切かもしれない。帰りの飛行機でシャンペン飲んで酔っ払いながら、そんなことを考えた。