ファンファーレ

未知なることは楽しみなる哉。
あの夏休みは、聴いたことのなかった北海道開催のファンファーレをWINSで耳にするだけで何とも言えない興奮を覚えたもんだ。そして新馬戦を観て翌年のクラシックに思いを馳せ、あっさりと前残りで決着する条件戦を観ては驚愕していた。
競馬は相変わらず当たらないし、毎年必ず新しい馬が出てきてドラマを演じる。それは常に未知で、新しい。しかし年を重ねるごとにあの瑞々しい興奮は、賭ける金額をもってしても、新たなオタク知識をもってしても、得られなくなっている。それは単に年齢のせいなのだろうか。それとも競馬ファンとしてのキャリアのせいなのだろうか。あるいは少しずつ未知の範囲が狭くなってきたからなのか?
でもキングジョージが楽しみなのは、やはり未知度が高いからかなぁ・・・などと思いながら関西特別本馬場入場などを聴いてみる。