WBC阪神大賞典GP総括

サッカーのアジアカップと同じで、「もう絶対ダメ」というところからの奇跡の復活。準決勝はとにかく上原&福留GJ。キューバは「優勝しても賞金返上」という条件で参加している(理由はもちろん、アメリカがバカだから賞金がキューバに行くのなら参加を認めないとわめいたため)。つまり、開発マンのbroadmindとしては、日本が優勝して賞金でキューバを援助してあげるのが一番いいと思う。それにしてもキューバは楽しいところだった。

今回は武の乗り方に賛成。やれ相手が弱いだ、本番につながらないだという意見もあるようだが、まず相手が弱いのは陣営の責任ではない。broadmindの見たところ、自分の競馬に徹しすぎて初の敗戦となった有馬記念については武もそれなりに思うところがあったのではないか。しかしディープの持ち味を殺してはいけない、無理に前につけて後々まで競馬の仕方に影響があっても大変、ということで、今回は確実に前を捕まえるために早めの仕掛けで捲っていって直線でどれくらい余力があるかを調べるレースだったと思う。逆に相手が弱いところでないとこういう実験はできないわけで、天皇賞に向けては陣営にとっても少し引き出しが増えただろうから恐らくは盤石。しかしこの馬、どう見ても海外レースには向かない予感がするのだが・・・

  • マレーシアGP

フィジケラフィジケラ!ヴィーヴァ!
broadmindがナンバーツー好きなのは恐らく自分がそういうタイプの人間であることと関係があるのだろうが、broadmindが最初に熱狂的に応援したドライバーはマーティン・ブランドルである。
92年当時、売り出し中のシューマッハの第二ドライバーとしてベネトンを駆ったブランドルは開幕からリタイアの連続。交替の噂もあったが、第5戦サンマリノで4位に入るとこの年は9戦連続を含む11戦入賞を果たす安定した走りを見せた。しかし、優勝できそうな気配のあったカナダではリタイア、ベルギーでも天候とピットストップのアヤで、ブランドルが4位にとどまったのに対し、直前までほとんど同じポジションを走っていた同僚シューマッハが見事初優勝することになった。結局ブランドルはF1で優勝することはなかった。無宗教のbroadmindでも、やはりF1の女神は微笑むべき相手を最初から決めているようにしか思えない。
フィジケラはブランドルと被る。落ち着いていて真面目で堅実な走り。シューマッハアロンソという偉大な若者の陰に隠れてしまう悲哀。純粋な速さの差だけでなく、ちょっとした運や巡り合わせでこれら「偉大」になっていくドライバーと決定的な差がついてしまう不運。というわけで、

broadmindはマーティン・ブランドル(過去形)とジャンカルロ・フィジケラ(現在形)のファンです!!

さて、マレーシアGP。フィジケラも地味ではあるが、ブランドルよりはもうちょっと「偉大」サイドに近いらしく、完璧なポール・トゥ・ウィンでこれで通算3勝目。今年はやってくれるんじゃねぇか!ちょっとF1が楽しくなってきたぜ!
#ときに、あのマシンで他のチームとバトル出来るタックンはやっぱり相当速いんジャマイカ